ごみひろいブログ by HELLOlife

明日どうする?ごみひろい行っとく!

Categories: ごみひろいのレポート

今年もやりましたよ無人島ごみひろい2013!
恒例となったこの行事、今回も
NPO法人ゴミンゴ・ゴミ拾いネットワークさんと一緒に
和歌山県加太市の友ヶ島まで足を運んできました。
レポートはスマスタしーちゃんがお送りします(^o^)!

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4月28日(日)。
朝、駅に集合して港へ移動し、友ヶ島行きの船に乗り込むのですが、
今回はなぜか、その定期船に、一般のお客様の長蛇の列が。
(写真奥の人だかり、見えるかな・・・?)

結局、1回の乗船で乗りきれず、2回に分けて、友ヶ島へ渡りました〜!
どうやら、この1年で、友ヶ島はとても人気者になったようです。
とてもいいことですね!

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さ、到着した人から説明を受けて、ごみひろいをはじめます。

主な説明事項は・・・

「危険なものもあります、注意すること!」

いろんなところから流れ着いているので、危険なものも多いです。
例えば、注射針や釣り針、割れたガラスなど。
流れ着いてどんどん積み重なっているので、表に見えていなくても、
鋭利なものが、すぐ下に隠れている場合もある。
しっかり軍手をして、気をつけながら拾う、というのが一番気をつけてほしいこと。

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「缶・瓶・ペットボトル、ライターは分別!」
海でも、きちんと分別・リサイクルね!

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「そして!地名ごみは専用のボックスに!」

ゴミンゴさんが行っている調査の一貫で、地名ごみを分けています。
地名ごみとは、どこから流れてきたものなのか特定できる地名がついているもの。
たとえばこれ。毎回、無人島ごみひろいの告知や
レポートに使ってる写真なので、見覚えある方もいるかもですが(笑)。

「地名入ってるからって、こういうのはだめよ。」
と近藤さん。そうですね。これはどこでも売ってるからね(笑)

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「毎年恒例、ボール文字は今年もやります!ボールも分けてくださーい!」

ご存知ですか? 無人島ごみひろいで、とにかく大量に見つかるのが「ボール」。
大きな球体の浮き、ビーチボール、サッカーボールにテニスボール、
小さなスーパーボールやピン球まで、様々なサイズが、あらゆるところにちらばってます。
そのボールを使って、第◯回目の開催なのか、というのを数字で表し、
集合写真のときに映します。写真は最後に載っけますね、おたのしみに!

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「最後に、今回初の取り組み!!ごみぬりえを完成させよう!!!」

今回、ちょっとしたお遊びで、あらかじめ作っていった台紙に、
カラフルなごみで塗り絵をする、という取り組みをしてみました!
台紙はスマスタの芸術系大学卒業生のおえかき隊、
みさと・せいやが、せっせと作ってくれたよ。

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そんなこんなで、各自おしゃべりしながら、島ごみを拾います。

おや! かめ!!
去年もいたけど、今年もいました!
ミイラもあったけど、これは生きてるやつ。
恥ずかしがって、頭ひっこめています。

ちなみに、私がいつも見つけるの楽しみなのは、名前の書かれたボール。
なんだかロマンを感じてしまいます。

きっと、お父さんとキャッチボールをかわらでしていたときに、
お父さん、楽しくなっちゃって、飛ばしすぎた。
で、そのまま川から海へ、海からこの岸へ流れ着いた。
もしかしたらこの子は今、高校生になり、甲子園を目指し、
どこかでがんばっているかもしれない…とか思っちゃうわけです。

まあ実際、川にボールが落ちちゃってからここまで流れ着くのに、
そんなに月日はかからないんですけどね。

カラフルなごみたちも、だんだん台紙に集まってきます。

「なんだそれは?!」な、巨大なごみも!

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おひるごはんは自由なタイミングで、どなたと食べても良し、です。
わたしたちスマスタは、ひとり1〜2品持ち寄って、パーティしました!

しかし大半が「買ってきた」とか、「お母さんが作った」とか、
…あんまり女子力はなかったですね(笑)
まあ、スマスタのみんな、前日ちょっと、遅かったもんね。仕方ない。

とにかく、どれもとてもおいしかった!
みんなで食べると本当においしいね。
塩ちゃんは、ガスバーナーみたいなセットを持ってきて、
お湯を沸かし、カップヌードルしてた。これもまたうまかった!
ごちそうさまでしたー!

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お昼も終わって、またごみひろいを再開して・・・

できてきました、ボール文字!

ごみぬりえもかわいく仕上がってます!

ごみぶくろも次々と満杯になっていき・・・
さあ、いくつごみぶくろが集まったでしょうか?!

1)56袋
2)189袋
3)307袋

答えはなんと、3番の307袋!!! いっぱいだ!

くま型のごみぶくろ、「ポペット」ちゃんも生まれました!

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ごみひろい終了から定期船の出発までは時間があるので、
ある人は、島内を散策したり、
ある人はゴミンゴの近藤さんが行う「ごみクイズ」に参加したり!
ごみクイズと言っても別にごみのことに限らず、友ヶ島に関する問題も。
たとえばこんなかんじ。

Q)友ヶ島にはイノシシがいますが、どこから来たでしょう?
1)もともといた
2)南海電鉄がつれてきた
3)泳いできた
4)生えた

答えは、3番の「泳いできた」! イノシシって泳げるのね〜

いくつかは、大学でごみのことを研究されてる教授による解説付きで、
GPSをつけたごみが、どんなルートで、どのくらいの時間をかけて、
そしてどこまで辿り着くのか、を実験した結果なども、教えてくださいました。

面白いし勉強にもなるしで、大好評のごみクイズ!!
また来年もやってほしーなー(●^^●)

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さて、わたしたちはごみクイズのあと、砲台跡の探検をしました。
近くにいた人たちを誘い、でも女子だけはコワイから、
ゴミンゴの近藤さんを強制的につれて(笑)、いざ出発!

友ヶ島はかつて軍事要塞で、第二次世界大戦後に放置された廃墟が残っています。
何度も来てる島だけど、実は砲台跡行くの初めてなんだよね。
なんだかひんやりして、不思議なにおいがしました。
ここで、海からの襲撃に備えて、かまえてたんだろな。

この空気感を活かしたコンサートや
友ヶ島の歴史を伝えるような演劇とかしても、良さそう。

出入り口には見事な藤も!めちゃくちゃきれかった〜!

なんか、ゼミの卒業旅行っぽいですね。

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7回目を迎えた無人島ごみひろい。
今回もたくさんの老若男女に集まっていただき、
たのしく、協力し合い、そして安全にごみひろいが出来ました!

掃除しても、掃除しても、毎年たくさんのごみが流れ着く友ヶ島。
回数を重ねるごとに「あれ、去年より減ったかな?」と思えたらいいな。
また、この活動を通して、普段のライフスタイルを
見なおすきっかけにもなってもらえれば、と思います^^

みなさん、ご参加ありがとうございました!
また来年ーーー!!!!!!♪♪♪