REASON スマスタリクルート2012 vol2

スマスタは、 「社会的課題解決に向けたクリエイトに挑戦しつづけるNPO法人」です。

少し昔の話をします。
ぼくがまだ10代のころ、ひきこもりの子どもを持つお母さんたちが
政治家に自分たちの思いの丈をぶつける対談の場に参加させてもらったことがあります。
お母さんたちは、みんな泣いていました。
胸の内、息子・娘の心の叫びをたくさん話しましたが
そのとき社会は変わらなかったと思います。

一方で、大手代理店や有識者の政策提言が施策や法になる、そんなシーンも見てきました。
得を生む政策提言をできるくらい知恵と知識を蓄え、それを遂行する心ある技術者集団がいれば
あのときのお母さんたちの衝動を、ぼくが代わりに形にすることができる。
そんなことを考えていました。

それだけでなく社会の問題というのは、ほんとうにたくさんあって
そういう時代を生きて、生きて、生きているぼくが
世の中にあふれる、人々の社会変革への衝動を形にしていこうとはじまったのが、このスマスタです。

振り返ると、落とし穴や砂利だらけの曲がりくねったかつての道が見えるのですが
目の前に道はありません。
道はいつも自分たちでつくっていくのです。
懐中電灯ひとつで歩いてきましたが、仲間と手をつないでいるので、どこか心は明るいです。

普通の会社と同じように
「どうしたらうまくことが運ぶか」と仲間と仕事の話をします。
他の会社のみなさんとタッグを組み、いい汗かかせてもらっています。
いいことがあったら、速報メールが社内を駆け巡ります。
たくさん恥をかきます。
仲間と衝突もします。
みんなでうまいメシを食い、うまい酒を飲みます。
何かを成し遂げたとき、関係者やクライアントと一緒に泣きます。
まだまだすぎて悔しく、まだまだやれると信じています。

なにかひとつ、
ここにいる理由があったら
ぼくらの仲間になってください。